【社説】36歳の李俊錫党代表誕生、革新競争が始まった=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.06.13 12:22
これからの「国民の力」の代表は36歳の李俊錫(イ・ジュンソク)だ。きのうの党代表選挙で李代表は一般国民世論調査と党員投票結果を合わせて9万3392票(全体の43.8%)を得て1位となった。2位の羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)候補の7万9151票(37.1%)との得票率の差は6.7ポイントだ。
彼は憲政史上主要政党で初の30代党代表だ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「大きなことをやった。政治史に長く残るだろう」という言葉はただのあいさつではなく事実でもある。わずか1カ月前には彼の勝利は想像でも可能ではないシナリオだった。議員経験がなく、党最高委員が主要経歴であるほどだったから競合候補と比較して日が浅い履歴の所有者だ。その上彼は組織もなく、派閥も、出身地域も「本流」とみるのは難しい。
そんな彼が既存の政治文法と政治常識を破って急浮上した。その推進力の要諦は「変化への強い熱望と期待」だった。国民の力の党員の70%が50歳以上で嶺南圏の党員が55%だが相当数が李代表を選択した。李俊錫代表体制が「国民の力」が政権交代をするのに有利と考えたという意味だ。ここに4月の補選・再選挙を通じて政治的な声を発見したMZ世代(1980~2000年代生まれ)が加勢した。彼らは1987年体制で強固に続いてきた産業化・民主化勢力の既得権政治と年功序列中心の社会・経済体制に対する強い拒否感を表出してきた。