G7首脳会議控え…「ウィークポイント」の韓国圧迫に乗り出した中国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.10 18:01
中国が11~13日の先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)を控え、米国主導の対中圧迫戦線から韓国を離脱させるための攻勢に乗り出した。「一方の肩を持つな」「中国の立場にもっと配慮せよ」として韓国を露骨に圧迫しているが、ウィークポイントと認識される韓国を集中攻略するという分析が出ている。
中国側の直接的な圧迫は9日夜の韓中外相間の電話会談で現れた。中国外交部はこの日報道資料を出し、王毅外相が韓国外交部の鄭義溶(チョン・ウィヨン)長官に「共通した認識の下で一方の肩を持ってはならない」と話したと明らかにした。王外相はまた「米国が推進するインド太平洋戦略は冷戦的思考にあふれて集団対決をあおっており、中国はこれを頑強に反対する」と話した。
王外相のこうした発言は韓国外交部の報道資料にはなかった。外交部は同日「(韓中外相が)地域とグローバル次元の多様な問題に対して意見を交換した。鄭長官は米中間協力が国際社会の利益に合致し、米中関係が安定的に発展していくことを希望すると話した」と明らかにした。