強制徴用「2つの判決」に韓国法曹界・被害者は大混乱
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.09 06:32
歴史問題を巡る訴訟に対して「金命洙(キム・ミョンス)司法府」が出した「2つの判決」が原告を混乱させている。どんな裁判部で審理されるかによって同じ事案をめぐり相反した結果が出る可能性がある点で、当面法的混乱が避けられないものとみられる。
8日、裁判所によると、ソウル中央地方法院(地裁)民事合議第34部(部長キム・ヤンホ)は前日、85人の原告が三菱重工業など日本企業16社を相手取って起こした損害賠償請求訴訟を却下した。「韓日協定の文言上『完全かつ最終的な解決』に強制徴用問題も含まれたとみなければならない」という理由からだ。2018年10月、大法院(最高裁)全員合議体の強制徴用損害賠償訴訟引用判決とは完全に逆の結論だ。