【時視各角】政略的「フェイク終戦宣言」は避けるべき…終戦宣言めぐる米朝水面下接触の噂
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.08 13:48
先月末の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とバイデン大統領の韓米首脳会談をきっかけに韓米両国が蜜月関係に入る姿だ。文大統領が連れて行った4大グループの代表が44兆ウォン(約4兆3200億円)の投資パッケージを出すと、バイデン政権は101万回分のヤンセンワクチンを送ってきた。今回の会談で最も目を引いたのは「台湾海峡での平和と安定の維持を強調した」という両首脳の共同声明だった。中国の最も鋭敏な部分に触れたため、すぐに非難声明が出てきた。
中国に向けて絶えずラブコールを送ってきた文大統領だっただけに、こうした言動は意外だ。いったい何があったのだろうか。米中間の均衡外交で米国側に突然立ったのは文大統領だけでない。文大統領の同志の故盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領もそうだった。盧大統領が韓米自由貿易協定(FTA)締結に続いてイラク派兵まで決行すると、進歩陣営からは非難があふれた。盧大統領が「国民を欺まんした政権」という非難まで覚悟した理由は何か。