文大統領、セクハラで自ら命を絶った空軍中士の追慕所を弔問「国が守れなくて申し訳ない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.07 11:19
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、軍不良給食事件と軍内セクハラで自ら命を絶った空軍中士事件に対して直接謝罪した。文大統領はこの日、ソウル国立顕忠院(ヒョンチュンウォン)で開かれた第66回韓国殉国烈士の日の追悼式で「軍内不良給食事例とまだ一部残された残念でくやしい死をもたらした兵営文化の悪い習慣に対して、国民に恐れ入ると申し上げたい」として「軍将兵の人権だけでなく、士気と国家安全保障のためにも必ず正したい」と述べた。
また、文大統領は「『私』はわが軍が自ら国民の目の高さに合わせて変化し、革新できる力を備えていると信じている」とした。文大統領は追悼式の間、自身を「わたくし」と下げたが、該当発言だけで唯一「わたし」という表現を使った。これを受け、青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「国軍統帥権者としての謝罪と軍に向かった指示をともに表現したもの」と説明した。
文大統領は3日、該当事件に対する厳正な捜査をよびかけ、「指揮ラインの問題も調べて厳重に処理せよ」と指示した後、一日後にイ・ソンヨン空軍参謀総長の辞意を受け入れた。このため、追悼式にはイ前総長の代わりにチョン・サンファ空軍参謀次長が代わりに参加した。