コロナで韓国の基礎学力が歴代最悪…男子生徒でより深刻(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.03 08:38
昨年、学力が基礎水準に達していない「基礎学力未達」生徒の比率が歴代最大だったことが分かった。特に数学は中・高校を通じてその比率が13%を超えた。基礎学力未達生徒は、文在寅(ムン・ジェイン)政府発足後毎年増加していたが、昨年新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の余波で学力低下現象がさらに深刻化したものとみられる。
学業成就度評価は中・高校生の学業水準を確認することができるテストで、毎年6月に実施されて年末に結果が出る。しかし昨年は新型コロナのため、同テストは11月に延期され、結果発表も遅れた。2日の結果発表は、兪銀恵(ユ・ウンヘ)社会副首相兼教育部長官が直接行った。従来は次官がテスト結果を発表してきた。それだけ現状況を深刻に捉えているということだ。
教育部によると、英語の基礎学力未達生徒は2019年中学校3.3%・高等学校3.6%だったが、昨年はそれぞれ7.1%、8.6%と大きく増えた。国語も同期間4.1%(中)・4%(高)から6.4%(中)・6.8%(高)に増加した。数学の場合も11.8%(中)・9%(高)から13.4%(中)・13.5%(高)に増えた。