防疫模範国からワクチン落第国に転落、最大の危機迎えた台湾の蔡英文総統
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.01 18:11
「だれもが不安だということをわかっています。しかし冷静さを維持するようお願いします」。
先月31日午後、台湾の蔡英文総統が新型コロナウイルス防疫とワクチン関連の緊急演説を自ら要望した。蔡総統は演説中、「株式投機、不当利益疑惑を調査した。公務員の株式問題はない」としてワクチン関連の株投機疑惑を釈明した。
これまで「野生のヒョウ」と呼ばれた蔡総統が執権から6年で「ワクチン落第生」に転落し最大の政治的危機に直面した。先月14日まで台湾は累積感染者165人、死亡者12人と代表的な防疫模範国だった。しかしその後わずか半月で状況は急変した。1日現在の累積感染者は7321人、死亡者は124人に急増した。