日本経団連新会長に知韓派…韓日経済関係改善なるか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.06.01 16:30
日本最大の経済団体である日本経済団体連合会の新会長に知韓派が就任し、韓日の経済関係改善の糸口が見いだされるか注目される。その主人公は1日に経団連会長に就任した住友化学の十倉雅和会長だ。
財界関係者は1日、「十倉新会長は2011年の住友化学社長在任当時、サムスングループと大邱(テグ)・城西(ソンソ)工業団地で合弁工場のSSLM設立を主導した人物。こうした縁から日本財界の代表的な知韓派とされ、昨年開かれた韓日経済人会議では日本側の基調演説者として出た」と話した。
SSLMは発光ダイオード(LED)の核心素材であるサファイアウエハー(基板)を生産するために作られた。2000年に商用車事業から撤退したサムスングループが11年ぶりに大邱に工場を作って話題を集めた。住友はサファイアウエハーの主原料である高純度アルミナ部門で世界シェア1位の企業だった。当時住友化学社長だった十倉会長は起工式に出席し、朴槿恵(パク・クネ)議員、崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)議員、劉承ミン(ユ・スンミン)議員、金範鎰(キム・ボミル)大邱市長、崔志成(チェ・ジソン)サムスン電子副会長、権五鉉(クォン・オヒョン)サムスン電子社長(いずれも当時)らと鍬入れを行ったりもした。SSLMは2015年から電気自動車用二次電池製品の主要素材である高耐熱性分離膜も生産している。