米国「東京五輪への選手団派遣を議論」火消しに出たが…日本国内では中断世論が拡散
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.26 16:05
米国が24日(現地時間)、自国民に「日本旅行禁止」を勧告したことに伴い、その影響がさまざまなところに飛び火している。旅行禁止勧告が東京オリンピック(五輪)不参加につながりかねないという観測まで出てくると、米国ホワイトハウスは「五輪選手団派遣を議論中」としながら火消しに出た。だが、日本の主要メディアまで「五輪中断」を政府に求めるなど日本国内の五輪反対世論は拡散している。
ジェン・サキ報道官は25日、記者会見で米国務省が前日、日本への旅行に対して最高段階「旅行禁止」に引き上げたことに関し、「五輪に関するわれわれの立場は変わっていない」と話した。旅行禁止措置と米国選手団派遣との直接的な関連性を否定したのだ。
サキ報道官はしかし、米国が東京五輪に選手団を派遣すると確定はしていない。ただ「われわれは日本政府とIOC(国際オリンピック委員会)が(今夏の東京五輪開催を)注意深く検討していることを我々は理解している」と触れるにとどまった。ジョー・バイデン米国大統領も先月菅義偉首相が訪米した当時、「安全な五輪開催のための日本政府の『努力』を支持する」と明らかにしたことがある。