韓国の家計負債1765兆ウォン…金利上がれば経済の雷管に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.26 08:08
韓国銀行(韓銀)が解く通貨政策が難解な高次方程式になっている。韓国経済の弱点である家計負債の爆発力がさらに高まったからだ。1-3月期の家計の負債が1765兆ウォン(約171兆円)を超えた。資産市場の過熱の影響だ。
韓銀によると、3月末基準で家計信用の残額は約1765兆ウォン。住宅担保ローン(931兆ウォン)と信用貸付を含むその他貸付(735兆ウォン)などを合わせた数値で、前年同期比154兆ウォン(9.5%)増、前期比37兆6000億ウォン(2.2%)増となった。家計信用は、家計が銀行や保険など金融機関から借りた資金(家計貸付)とクレジットカード使用額など(販売信用)を合わせたもので、全般的な家計負債状況を表す指標だ。