韓国自動車部品業界「三重苦」…納品減り材料価格急騰に人材難まで
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.25 17:59
自動車業界が半導体不足により生産に支障をきたしていることに加え、韓国の自動車部品業界はそれにともなう部品納品量減少と原材料価格急騰、製造業忌避深化による労働力難まで三重苦に陥っている。そうでなくても新型コロナウイルスで経営難に置かれた状況で、内燃機関車から電気自動車へと大転換中の自動車産業の流れにもついて行かなくてはならない状況で、部品業界の悩みは並大抵ではない。
◇原材料価格上昇にも納品価格には反映されず
自動車部品業界はまず、最近原材料価格の急騰で経営難がさらに深まっているとして困惑している。自動車部品めっき業をしている現代自動車の2次協力会社(1次協力会社に部品を納品する企業)の代表は25日、「銅価格が昨年末より50%以上上がった。原価負担は加重されているが、顧客である1次協力会社に製品単価を上げてほしいという話はできずにいる」と話した。自動車業界で2次・3次協力会社は下請け構造で最底辺である「乙」または「丙」と呼ばれる。