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【噴水台】クラブケーキ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.25 13:43
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クラブケーキはカニ肉に牛乳や卵などを混ぜてこねてあと形を整えて揚げたり焼いたりした料理だ。ここでケーキとは、餅を英語でライスケーキ(rice cake)、かまぼこをフィッシュケーキ(fish cake)と呼ぶように、細かくした材料を混ぜ合わせた練り生地を焼くか揚げるという意味だ。

米国チェサピーク湾は代表的なカニの生産地だ。北側はメリーランド州から、南側はバージニア州までまたがっている。冷蔵施設が発達する前の1900年代初めごろまでカニは主にこの地域周辺で消費された。カニ料理が米国全域に広がったのは冷蔵技術が発達した1920年代以降だ。

 
クラブケーキの由来はさまざまだが、米国原住民から始まったという説が中でも最も有力だ。チェサピーク湾の近くに暮らしていた原住民はカニの殻と肉を分離していろいろな材料と混ぜて焼いた。その後、定着民も原住民のレシピを借用してカニ料理を楽しんだという。クラブケーキという用語が公式化したのは、1930年にCrosby Gaigeという料理人が、カニ肉や香辛料・パン粉を混ぜて作ったレシピをチェサピーク湾近隣の都市名を冠して「ボルティモア・クラブケーキ」と自分の料理本に紹介してからだ。この本はニューヨーク世界料理本フェアに選ばれて名声を得た。その後、メリーランド地域でこのレシピをリクリエイトしたカニ料理を積極的に販売して「メリーランド・クラブケーキ」は固有名詞化して米国全土に広まった。歴史が短いため伝統ある料理を探すのが容易でない米国で、この程度由緒ある料理も珍しい。

訪米した文在寅(ムン・ジェイン)大統領が21日(現地時間)、ジョー・バイデン大統領と37分間の昼食兼単独首脳会談を行った。そのときのランチメニューがまさにこのメリーランド・クラブケーキだった。海産物が好きな文大統領の好みを考慮したメニューだったという。菅義偉首相が20分間のハンバーガー昼食を取ったことに比べるとなかなか悪くない接待だったという評価だ。

文大統領は今回の首脳会談に対して「最高の歴訪であり最高の会談だった」と話した。与党圏からも「歴代級」「建国以来最大成果」という絶賛が出てきた。ワクチンパートナーシップを構築するなど成果も多いのが事実だ。だが、相変らず一般国民のための喫緊のワクチン確保や対北政策に対する具体的な計画は未知数だ。訪米成果に対する自画自賛より、1年残った文大統領の任期中に解決しなければならない課題を改めて確認したのではないだろうか。クラブケーキ接待に満足だけはできない理由だ。

パク・ヘリ/政治国際企画チーム記者

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