「韓国が急旋回、米国の中国牽制に呼応…外交の新しい局面」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.24 09:44
韓国の外交が方向を決めた。21日(現地時間)にワシントンで開催された文在寅(ムン・ジェイン)大統領とバイデン大統領の首脳会談で、韓国はクアッド(Quad)、台湾、新技術協力など米国の中国牽制政策に「戦略的急旋回」と映るほど呼応した。3月の韓米外交・国防(2プラス2)閣僚会談の共同声明、4月の文在寅(ムン・ジェイン)大統領のボアオ(博鰲)フォーラム映像メッセージなど、韓国政府がこれまで堅持してきた「戦略的あいまい性」とはかなり違う方向だ。逆説的に韓米首脳会談に対する前向きな評価が出ている背景だ。
元外交・安全保障・通商当局者は22日の緊急座談会で、こうした方向旋回について、任期5年目の文在寅(ムン・ジェイン)政権の南北関係改善モメンタム確保および米国とのワクチン協力の必要性が作用したという見方を示した。元当局者らはバイデン政権との最初の首脳会談で安全保障、新技術、気候など多方面で韓米同盟を強化したことを高く評価しながらも、今後の履行の意志および中国の反発を憂慮した。