ソウル地下鉄、新型コロナで乗客減少し経営難に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.20 17:04
ソウルの地下鉄を運営するソウル交通公社が5年ぶりに駅名併記事業を再推進する。1兆ウォン(約9639億円)以上の赤字を記録するほど財政難が深刻な状況で打ち出した対策の1つだ。公社は広告収益事業のほか、大きな枠組みで人員削減、予算緊縮運営などの対策案をソウル市に提示している。しかし、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は公に「経営合理化を誠意をもって行っていない」とし、強力な自己救済策作りを指示した状況だ。
ソウル交通公社は20日、ことし下半期からソウル地下鉄1~8号線内の5カ所以上の駅舎を対象に、駅名併記事業を推進すると発表した。駅名併記とは、地下鉄駅名の横や下に副駅名を追加表記することを指す。公社の前身であるソウルメトロとソウル都市鉄道公社が2016年・2017年に事業を始めたが、翌年の合併以降、今回が初めてだ。
◆年4億ウォンでも…「収入をかき集め」