韓国、水素車普及率は世界1位だが充電所は日本の半分
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.20 07:17
韓国は水素車普及率で1位の国だ。先月を基準として世界で走行中の水素車は約3万7400台。そのうち1万3600台余りが韓国にある。米国(1万68台)や中国(7227台)、日本(5185台)よりも多い。だが、韓国内で水素車に必須の充電所(ステーション)は72基にとどまる。日本(137基)・中国(128基)・ドイツ(83基)などに遅れをとっている。
日本には3年前に複層型ステーションまで登場した。これまで国内では高圧ガス安全管理法の規制でなかなか進展しなかった。韓国政府は今年2月に施行規則を見直し、充電所の複層設置規制を緩和した。政府は2019年に「水素経済活性化ロードマップ」を用意して意志を示したが、インフラ拡大を防ぐ規制を緩和することができず、2年を無為に過ごした。
地球温暖化で「炭素ゼロ」が緊急課題として浮上した。国際エネルギー機関(IEA)は2050年に最も有望な再生可能エネルギーとして水素を挙げた。日本の日経BPクリーンテックラボは、2050年世界水素インフラ市場が約160兆円規模に達すると見通した。水素経済を構築するための各国の競争も激しい。欧州連合(EU)は2030年までに1400億ユーロ(約18兆6250億円)規模に水素経済を発展させる計画だ。