【コラム】韓国は外国人労働者がいなくては支えられない国になった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.18 11:11
3月にソウル市など複数の自治体が外国人労働者に対する新型コロナウイルス義務検査行政命令を下すと外国人社会は大きくざわめいた。人種差別ではないのかという抗議が相次ぎ、主要国の大使館が抗議したことでなかったことになった。一騒動で終わったが、これを通じて韓国国内の外国人労働市場がどれだけ二極化しているのか、その現実が明確に表れた。
自国民が主にホワイトカラー職に従事する駐韓米国商工会議所、30カ国以上の欧州各国の大使らの抗議でソウル市は急いで命令を勧告に変更した。多くの専門職外国人と外国人投資企業役員社員は韓国の立場では招聘された人材だ。韓国政府が10年ほど前から世界的な人材誘致に向け多くの努力をしてきたが成果は芳しくない。長期滞在外国人は60%増えたが、専門人材の滞在資格者は昨年末現在4万3000人で2010年と比べむしろ減った。