文大統領の「口頭メッセージ」、日米「一石二鳥」効果を得られるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.15 10:37
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が21日に予定された韓米首脳会談を控え、日本に向けて対話を提案した。12日に菅義偉首相と会談した朴智元(パク・ジウォン)国家情報院長を通じて、韓日関係改善に対する意志を込めた口頭のメッセージを伝えた。文大統領の口頭メッセージには、韓日関係がこのままではいけないという内容と共に、首脳間の対話を通じて局面を転換を図ろうという提案があったという。
文大統領の口頭メッセージは日本と米国を同時に念頭に置いたものと分析される。任期末に最悪状況の韓日関係を復元すると同時に、韓日米3カ国協力を北東アジア戦略の核心軸に設定したバイデン米政権に歩調を合わせる動きという側面でだ。特に両国間の対立局面を緩和し、文大統領が先に対話の提案をすることは、それ自体だけでも韓日対立局面の解消に韓国が過去に比べて積極的に取り組んでいるという対米ジェスチャーとなる。
◆対決→対話 冷・温を行き来した文大統領