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韓経:「半導体不足」にも動じないトヨタ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.14 09:45
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トヨタ自動車の1-3月期の純利益が前年同期比で倍以上も増えた。東日本大震災以降、部品サプライチェーンを大幅に改善し、ライバル企業と比較して半導体不足の影響が少なかったという分析が出ている。

13日の日本経済新聞によると、半導体不足が深刻だった今年1-3月期にもトヨタは前年同期比2.4倍の7771億円の純益を出した。2020会計年度(2020年4月-2021年3月)の全体純益の35%が1-3月期に集中した。

 
トヨタと自動車販売1位を競うフォルクスワーゲンの同期の純益は4300億円だった。昨年1-3月期の両社の純益は4000億円前後で似た水準だった。市場調査会社マークラインズによると、新型コロナ感染拡大直前の昨年1月の生産規模を100とする場合、今年3月のトヨタの月間生産規模は118だった。フォルクスワーゲンは113、GMは103で、半導体不足の打撃はトヨタが最も小さかったということだ。

トヨタは「ジャスト・イン・タイム」「かんばん方式」など在庫を最大限に減らすことで費用を抑える戦略を使用してきた。かんばん方式は必要な部品を生産ラインの「かんばん」に書いて貼れば、部品会社がそのたびに供給する在庫管理システムをいう。

在庫戦略を修正したきっかけは2011年に発生した東日本大震災だった。半導体の供給遅延で生産に支障が生じると、トヨタは作業効率がやや落ちても工場の正常稼働を重視する方向に在庫戦略を改善した。核心部品は非常時にもいつでも確保できる程度にまで在庫を増やすことを部品供給会社に要請した。このおかげでトヨタは半導体不足が生じた時期に4カ月分の在庫を確保していたという。

ゴールドマンサックスによると、自動車の電子制御機能が重視され、2019年基準で車1台に使用される半導体費用は6年前に比べて40%増えている。

半導体など電子装備の確保が自動車企業の重要な課題に浮上すると、トヨタは2次、3次部品会社を含む全体サプライチェーン体系の在庫現況をリアルタイムで把握できるシステムを構築することにした。トヨタの関係者は「運送中の部品の数量まで把握が可能になる」と説明した。

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