サムスン電子が韓国の主要大手企業の中で最も早く新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）ワクチン有給休暇を発表した中、ＬＧグループとＳＫハイニックスもワクチンを接種した従業員に有給休暇を提供することを決定した。

◆サムスン・ハイニックス、当日休暇…２日延長可能

１３日、ＬＧグループとＳＫハイニックスが新型コロナワクチンを打った従業員に有給休暇を提供することを決定したと発表した。ＬＧグループは接種当日と翌日までの２日間、ＳＫハイニックスは接種当日１日の有給休暇を付与するが、副反応の症状がある場合は追加で２日付与する。

これに先立ち、サムスン電子がワクチン休暇を決定した。１２日、社内掲示板で「ワクチン接種当日１日の有給休暇を提供し、副反応がある場合は追加で２日間の有給休暇を付与する」と告知した。有給休暇の延長のために医師の所見書などの書類を提出する必要はない。

通知前日の１１日、サムスン電子の労働組合がワクチン休暇として３日を要請した。これに対して会社側は「すでに先月からワクチン休暇の導入を検討しており、細部調整を経て発表したもの」とし、「労組の要求に応じた措置ではない」と説明した。

◆ＬＧグループ、接種当日＋翌日まで２日間休み

ＬＧグループも同日、ワクチン有給休暇の導入を決定し、系列会社別に延長の有無を独自に定めることができるようした。ＬＧエレクトロニクスは、接種当日と翌日まで２日間の休暇と定め、今週中に社内通知する予定だ。ＬＧエレクトロニクスは「事務職・生産職などの業務に応じて有給休暇による詳細を調整中で、決定次第、社内掲示板を通じて知らせる」と述べた。

ＳＫハイニックスは１２日、社内掲示板を通じて接種当日１日の有給休暇を付与するが、副反応がある場合は追加で２日間付与すると通知した。サムスンＳＤＳも１３日、同じ基準の有給休暇の内容を社内に発表した。

情報技術（ＩＴ）業界では、ネイバーとＮＨＮがワクチン休暇の導入を決定した。ネイバーは、全系列会社の従業員を対象にワクチン接種翌日に１日有給休暇を付与し、ＮＨＮは接種当日を含めて３日の有給休暇を付与することにした。このほか、カカオ、ＳＫ（株）Ｃ＆Ｃ、ＣＪオリーブネットワークなどがワクチン休暇の導入を検討中だ。