韓経:韓国が半導体強国?…「このままでは転落する可能性も」警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.12 10:18
「売り上げ1兆ウォン以上」の韓国の半導体メーカーの数は競合国である台湾の3分の1、中国の半分水準と調査された。産業構造がメモリー半導体に偏っている上に「設計-素材-装備-生産」とつながる生態系の構築に失敗した影響と分析される。
韓国経済新聞は11日、全国経済人連合会に依頼し韓国、米国、中国、台湾の4カ国の半導体上場企業の2018~2020年の3年間の業績を分析した。分析対象企業は世界的金融情報企業であるS&PキャピタルIQが半導体(装備含む)業種に分類したところだ。
昨年の売り上げ1兆ウォン以上の企業を集計した結果、インテル(総合半導体)、クアルコム(ファブレス)、ラムリサーチ(装備)などがある米国が32社で最も多かった。台湾もTSMC(ファウンドリー)、ASE(パッケージング)、メディアテック(スマートフォンAP)など21社を保有している。中国もSMIC(ファウンドリー)を含む17社となった。韓国はサムスン電子やSKハイニックスなど7社にとどまった。半導体技術力の「根幹」とされる純ファブレスのうち売り上げ1兆ウォン以上の企業はシリコンワークス1社だけだ。台湾はメディアテックのほかにもディスプレーチップ専門のノバテック、ネットワークチップの強者リアルテックなど売り上げ1兆ウォン以上のファブレスを多様に保有している。