<文大統領演説>1年残った文大統領のマイウェイ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.11 07:44
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は10日、最大の懸案である人事聴聞会と「人事惨事」論争に対して「野党が反対するからといって検証の失敗だとは思わない」と述べた。文大統領はこの日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で行われた就任4周年特別演説と会見で「青瓦台の検証が完全ではないときもあり、それ相応の機能と人材を青瓦台が保有していないときがある」と明らかにした。むしろ「人事聴聞会は、(候補者の)能力の部分はそっちのけで、ただ欠陥についてだけを問題にして恥をかかせるような聴聞会になった」とし「このような制度では良い人材を抜てきすることはできない」と現行制度に責任を転嫁した。
文大統領はこの日、長官候補の林惠淑(イム・ヘスク)氏(科学技術情報通信部)、朴俊泳(パク・ジュンヨン)氏(海洋水産部)、盧炯旭(ノ・ヒョンウク)氏(国土交通部)を指名した理由は説明しながらも、海外出張への家族同伴や外交官の引越し荷物を通じて搬入した陶磁器の販売、官舎の財テクなど、候補者の過去の不適切な行動に対する遺憾表明や釈明はなかった。