【コラム】日本「台湾は重要な友人」…有事の際に集団的自衛権行使するか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.10 11:15
日米首脳会談が開かれた先月17日、日本の岸信夫防衛相は日本の最西端沖縄県与那国島を訪問した。台湾からわずか110キロメートル離れたところ。天気が良い時は台湾が見える距離だ。岸防衛相はこの島に駐留する自衛隊部隊を視察した後、「台湾は基本的価値を共有する重要な友人。台湾の安定は日本の安全保障だけでなく国際社会にも重要だ」と話した。
これより8時間前、米ワシントンでは日米首脳が共同発表文で台湾問題に言及した。日米首脳が共同文書で台湾問題に言及したのは52年ぶり、日本が台湾と断交し1972年に中国と修交してから初めてだ。両首脳は「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と述べた。
数年前まで米国は台湾問題に日本を引き込むことに対し慎重な立場だった。中国を不必要に刺激しかねないという判断だった。だが最近中国の戦闘機が台湾の防空識別圏に侵入する事例が続くなど緊張が高まり状況は変わった。米インド太平洋軍のデービッドソン司令官は米上院軍事委員会で、「中国がインド太平洋地域で軍事力を増強し6年以内に台湾を侵攻する可能性がある」と警告した。