4000兆ウォン投下、経済過熱の懸念…イエレン長官、消火ホースを手に取った
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.06 16:56
ジャネット・イエレン米財務長官が「猫の首に鈴をつけた」。これまで誰も言及できずにいた「金利引き上げ」を口にした。物価上昇のスピードが加速する様子を懸念の視線で見ていた金融市場はイエレン長官の発言に驚いた。イエレン長官はすぐに発言を収拾したが、市場は間違いを装ったイエレン長官のサインかもしれないと見ている。
イエレン長官の発言が伝わると、市場は敏感に反応した。4日(現地時間)、技術株中心のナスダック総合指数は1.88%(261.61ポイント)急落した。ナスダック時価総額1位のアップル(-3.54%)に次いで、アマゾン(-2.2%)、グーグルの親会社のアルファベット(-1.55%)、テスラ(-1.65%)などが揃って下落した。通常、ハイテク株は他の業種と比べて金利の変化に敏感に反応する。この日、S&P500指数も0.67%下落した。一方、ダウ指数は0.06%上昇した。
イエレン長官は4日、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が主催した「最高経営責任者(CEO)カウンシルサミット」のイベントに参加し、ニュアンスが異なる発言もした。イエレン長官は「インフレ問題が生じるとは考えていない。(インフレが生じても)連邦準備制度(FRB)が対応することができる」と述べた。