【中央時評】韓米首脳会談の成果のための苦言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.05 09:28
政府の任期が残り1年となった。これまでの外交に良い評点を与えるのは難しい。力を注いだ韓半島(朝鮮半島)平和の成果も十分でない。今に至ることになった理由を挙げると、まずは政府が米中競争、韓米同盟など大きな構図の力学とは別に韓半島の平和に没頭したからだ。2つ目は、韓半島平和構想も変化する現実に合わせて適用せず教条的に運用したからだ。
最初の問題に戻ってみよう。実際、冷戦終息以降、アジア地域では勢力再編が進行中だ。ソ連が退いた場所を中国が埋めた。中国が浮上すると、米国の牽制が鋭くなった。いまや米中競争は米ソ冷戦のように全般的で圧倒的な外的環境となった。