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【コラム】レームダックと向き合う文大統領が決心するべきこと

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.05.03 11:04
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大統領の権力は就任直後が一番強い。広場を揺るがす歓呼に激務の疲労も消える。しかし、時間が経つほど世論と民心は荒々しくなり、ついにレームダックを迎える。単任の帝王的大統領が体験する宿命的サイクルだ。

任期1年を残した文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率が30%以下に落ちた。公正・正義・平等に熱狂した2030世代まで冷たく背を向けて青瓦台(チョンワデ、大統領府)が青年TF(タスクフォース、作業部会)を作った。政権の体力が枯渇したのだ。ファイザーワクチンは「適期導入失敗」で1回目の接種が中断された。「(ワクチンが)素早く導入され、十分な物量が確保された」という年初の大統領の大言壮語はウソになった。「口の中の舌」よろしくふるまっていた身内の人々ですら距離を置こうとするだろう。不眠の夜が待っている。

 
文大統領のお膝元である梁山(ヤンサン)住民の反対で青瓦台が私邸工事を中断したのは民心との不和を象徴している。住民たちは「平和な日常が破壊される私邸建設を中断せよ」として数十枚のプラカードを掲げた。文大統領は「大統領は生活するだけで処分することもできない土地」としながら「すべての手続きは法通りに進められている」と話したが通じない。

不動産の暴騰で突然貧困層に落ちたいわゆる「雷乞食」になった人々がもどかしさに暮れているのに、サッカー場ほどの大きさの土地を購入して家を建てるというのは大統領としてふさわしくない決定だ。不動産失政の総体的責任者である大統領が「営農経歴11年」としながら農地を購入した後に、敷地を形質変更まで行わせた当時の秘書室長と警護処長は失格だ。

退任した大統領は凡夫に戻るのが順理だ。存在感をアピールして政治的象徴として残ることを夢見た瞬間、消耗的な葛藤は避けられない。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領も退任後、烽下村(ポンハマウル)に広々と敷地を求めたせいで雲のように支持者が集まった。このような場面がBSE(牛海綿状脳症)事態で焦った執権勢力の過酷な捜査と関係がなかったということができるだろうか。梁山の私邸敷地は烽下村よりもはるかに広い。決して賢い選択ではない。

無から始まって無に返るという平常心は、残った任期をうまく締めくくる心理的基盤とすることができる。正義感で独裁政権に対抗し、2度も拘束されて懲役まで服した文在寅だ。このような前歴のせいで、判事任用前に情報機関の懐柔性面接を受けたが、驚くべきことに「私の考えは変わらなかった」とし、所信を守って出世を諦めた人だ。

その後、大型ローファームが高額年俸と海外留学まで提示したが、無力な人のための人権弁護士の道を選択した純粋な性情が彼の強い魅力だ。「優しい文弁護士」という人々の共通記憶が、逆説的に彼を国政最高責任者にした。彼がまだ「無慾の政治家」なら、就任前に住んでいた弘恩洞(ホンウンドン)の住宅のような陋屋に帰還するのはどうだろうか。私邸購入過程の不正で、警護処長起訴まで経た前職大統領の汚辱を繰り返さなければならないのだろうか。

体面を意識し、私欲を優先すれば災いを呼びかねない。圧倒的な権力と情報を持っているといって自らを無謬の絶対者だと勘違いし、国民を無視してはいけない。前職大統領の悲劇を忘れてはならない。

先日、青瓦台は文大統領を「北朝鮮の犬」と誹謗する内容のビラをばらまいた30代男性を侮辱罪で告訴した。問題がある。極端誇張の言葉も我慢して聞き入れるのが民主主義だ。言路が封鎖されれば共同体が分裂するためだ。大統領も「国民はいくらでも権力者を批判する自由があります。それで国民が不満を解消して慰めとすることができるなら、それも良いことではないですか」と述べたことがある。今は権力に慣れて考えが変わったのか。

大統領の個人の所信よりも重要なのは国民の安全と利益だ。21日、ワシントンで開かれる韓米首脳会談を控えて述べた発言は危険だ。ファイザー・モデルナ開発国の米国を狙って「ワクチン開発国の自国優先主義と買い占め」と批判した。わずか一日にも経たないうちにホワイトハウスは「アストラゼネカ(AZ)ワクチン6000万回分を外国に支援する」と発表した。中国博鰲(ボアオ)フォーラムの映像メッセージでも「開発途上国にワクチン寄付などコロナ支援活動を行う中国の努力を高く評価する」とした。その場は気が晴れるかもしれないが、ワクチン宗主国の米国から協力を引き出さなければならない時期に不適切な発言だ。

政治家は分裂した民心を統合するためにできるだけ反対者の意見を受け入れなければならない。呉世勲(オ・セフン)ソウル市長が朴元淳(パク・ウォンスン)前市長の光化門(クァンファムン)広場再構造化事業を継続することにした決定は模範答案だ。呉市長は「すでに34%の工程が進んでおり、250億ウォン(約24億4500万円)という莫大な予算が投入されている」とし「現在計画された案を土台にするものの、歴史性と完成度をさらに高めて広場事業を早期に完成させる」とした。選挙運動過程で反対意見を広く集めて、与党主導の市議会に協力政治の手を差し伸べた。

力が消えていく任期末の大統領は私を捨てて統合の道に進まなければならない。それでこそ憲法の守護者として共同体を守ることができる。文大統領が当然な道理に従うという決心をするよう望む。

李夏慶(イ・ハギョン)/主筆・副社長

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