EU「中国、虚偽情報で西欧ワクチンの不信感を助長」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.29 15:51
中国とロシアメディアが虚偽情報を流布し、西欧で開発した新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンに対する不信感を助長している。
欧州対外行動庁(EEAS)が28日(現地時間)に発表した「新型コロナパンデミックをめぐる虚偽情報分析」報告書の主な内容だ。報告書は昨年12月から今年4月までの中国とロシアの国営メディアがオンラインを通じて欧州に流布した各種ワクチン関連のニュースを分析してこのような結論を出した。
報告書は「中国官営メディアの全般的な叙述は、欧州連合のワクチン接種過程に対する否定的な報道、貧しい国を犠牲にしてワクチンを買い占めるという非難で締めくくっている」と指摘した。報告書はまた「今年初めから西欧で開発された特定ワクチンをターゲットとした虚偽情報が多く見られるようになった」とし「『マスク外交』は『ワクチン外交』に完全に代替された」と明らかにした。特に「ロシアと中国は自ら開発したワクチンを広報するいわゆる『ワクチン外交』をゼロサムゲーム論理に沿って、虚偽情報を織り交ぜながら、西欧で開発したワクチンの信頼と、欧州連合と西欧のワクチン接種戦略に対する信頼に傷をつけようとしている」と主張した。