【中央時評】コロナ1年、今後1年=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.29 14:35
ニューヨークの昨年4月は目も当てられなかった。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の感染者が一日平均1万人を超え、死亡者は4月16日の一日だけで3215人にものぼった。通りから人影は消え、救急車のサイレンによって何度も眠りから覚めた。筆者がしばらく留まっていたアパートには告別式の案内文が張り出されたが、相変らず東洋人以外はマスクをつけている人は珍しかった。
人口2000万のニューヨーク州で今まで感染者が200万人を超えて死亡者は5万2000人に達した。まだ一日平均感染者が4000人で50人が命を失っている。だが雰囲気はがらりと変わった。通りには人があふれ、レストラン収容人員を定員の50%に増やし、営業時間も午前0時に延長した。住民の45%がワクチンを1回以上接種し、32%は2回とも接種した(米国全体では1回以上接種42%、2回接種29%)。コロナ以前の日常にまもなく復帰することができるという希望に満ちている。国際通貨基金(IMF)はワクチン接種に力づけられて米国経済が今年6.4%の成長率に急反騰すると予想する。