慰安婦判決3カ月後に覆る…李容洙さん、損害賠償訴訟で敗訴(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.21 15:13
韓国裁判所が旧日本軍慰安婦被害者の2次損害賠償訴訟を却下し、原告敗訴の判決を下した。1月8日の1次賠償訴訟当時には原告勝訴の判決が出ていたが、それから3カ月で裁判所から正反対の判断が出された。
裁判所は「国際慣習法や大法院(最高裁)の判例などによると、この事件で大韓民国の裁判所が日本国に対する裁判権を持っているとみることはできない」と明らかにした。「国際法上の国家免除」原則を認めたことで結論が変わった。
ソウル中央地方法院(地裁)民事15部(部長ミン・ソンチョル)は21日、故クァク・イェナムさんや金福童(キム・ボクドン)さん、李容洙さんなど旧日本軍慰安婦被害者とその家族20人が日本国に対して起こした損害賠償請求訴訟で、原告の請求をすべて却下したと明らかにした。却下は訴訟の要件が揃わない場合、本案に対して審理を行わずに訴訟を終わらせる判決だ。