【コラム】中国の言葉はなぜ信頼を得ることができないか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.19 13:16
新疆は西域と呼ばれた。シルクロードの主要通路として、ウイグル族はここにに高車国など8回にわたって民族国家を建てた。西域が中国の地図に登場したのは漢が都護府を設置してからだ。名前が新疆に変わったのは1759年清の乾隆帝の時だ。中国は「かつての地を取り戻した(故土新帰)」という意味だとしている。しかし西側は「新しい疆域」という意味だという。以前は「中国ではなかった」という意味が含まれている。
新疆経済は「一黒一白」が支えている。一黒は石油、一白は綿花だ。石油埋蔵量は中国の30%、綿花生産量に至っては85%を占める。資源は豊富だが生活は苦しいため「金の茶碗を手に飢える(守着金飯碗受窮)」という言葉がある。新疆綿花が米中の戦いのもう一つの電線となっている。火はドナルド・トランプ前米大統領がつけた。「北京がウイグル族を強制労役に動員し、綿花を栽培するなど人権を侵害している」と非難した。退任直前の1月には新疆綿花の輸入中止措置を下した。