【社説】「9月まで全国民ワクチン」日本、マスクを脱いだイスラエル
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.19 11:57
中央日報取材陣が現場で確認したイスラエル国民の活気に満ちる姿は新型肺炎パンデミックの克服にワクチンがどれくらい重要なのか見せる。公園では数人が集まってマスクなしでバーベキューパーティーを楽しむ。道でもマスクをつけない。初期の防疫失敗で83万人が感染したイスラエルは迅速なワクチン確保で2回目の接種率が全体人口の57.3%に達することになり、市民の暮らしと経済活動が回復している。
イスラエル以外にも防疫先進国を中心に海外旅行が復活する変化が明確だ。防疫成功国家どうしの旅行者の自宅隔離義務を免除する「トラベルバブル」がオーストラリアとニュージーランドをはじめ、台湾・パラオなど所々で施行される。ワクチンを打ったコロナ陰性者に発行する「ワクチンパスポート」も増加している。
早く回復する日常がまだわが国民にははるかに遠い希望だ。昨日も672人の新規感染者が発生した。ワクチン接種率は3%水準を抜け出せずにいる。ヤンセン製とアストラゼネカ製ワクチンの安全性に問題が提起されるたびに接種計画がこじれ、モデルナ製・ノババックス製ワクチンの需給計画も不安だ。政府が約束した「11月集団免疫」に会議が大きくなる。連日600人台感染者が発生しても信頼できる防疫対策は出ていない。