日本20代の8割が菅氏支持…理念ではなく「自分の問題」が重要だった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.19 10:45
東京の私立大学を卒業して、金融業界に従事する29歳の男性Aさんは自分の政治的指向が「リベラル(進歩)」だと考える。だが、成人してから何度か参加した選挙で執権自民党に票を入れた。6年前の就職当時の記憶が大きかった。「大学新入生時代に就職が厳しいという話をよく耳にしたが、幸い自分が就職した時期には状況が良くなりました。自民党に対する不満も多いですが、経済的な側面ではかなり努力をしていると判断しました」。
むしろ50代のAさんの両親は現政権に批判的な立場だ。「親は憲法改正問題や新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の対応などがうまくできていないと考えているようです。しかし、私の考えでは野党が執権したからといって状況が良くなるようには思いません」。
Aさんのような20代は日本自民党の核心支持層にあげられる。第2次安倍晋三内閣が発足した2012年ごろからこのような現象が目立ち、「日本の若者は保守化したのか」という疑問が提起され始めた。数値だけを見ればこの質問に対する答えは「イエス」だ。2017年に開かれた衆議院選挙で20代の自民党支持度は40.6%で、全体支持率(36%)よりも4%ポイント高かった。反面、40~60代の自民党支持率は30%台序盤に終わった。