「李明博遺産消し」 鉱物価格上昇も海外鉱山を売る韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.19 09:57
韓国政府が国内公企業の財務改善を目的に海外鉱山の売却を加速している。しかし主要原材料価格が上昇傾向にあり、周辺国が海外資源開発に動いている状況で、韓国だけが急いでいるという指摘が出ている。
産業通商資源部などによると、韓国鉱物資源公社は最近、チリ・サントドミンゴの銅鉱山を売却した。2011年の買収とそれ以降に投資した金額は約2億4000万ドルだが、1億5000万ドルで売却した。投資元金の3分の1以上を失って処分したのだ。
「安価売却」という声が出ているが、政府の意志は強い。過去の政権の無理な資源外交で公企業の鉱物公社の問題が深刻になり、これら鉱山の採算性も良くないというのが売却の理由だ。政府関係者は「該当鉱山はその間、探査を終えて初期開発段階だったが、公社が開発費用を追加で投入する余力がないため売却した」と明らかにした。