韓経:アクティビスト・ファンドの干渉・CEOの裏切り…「乱闘場」になった東芝買収戦
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.19 09:40
東芝がアクティビスト・ファンドの行き過ぎた経営干渉から抜け出すために53年ぶりに外部から“輸血”した車谷暢昭社長。その車谷氏が今月14日、突然辞任を発表した。車谷氏の「ホワイトナイト」役を果たしてきた英国系私募ファンド(PEF)運用会社CVCキャピタルが東芝を2兆3000億円(約23兆6348億ウォン)で買収すると宣言してから8日後のことだ。
車谷氏にの後任に選ばれた東芝新任経営陣はCVCによる買収を拒否することにした。その代わり、世界4大プライベート・エクイティ(PE)ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)をはじめ、米国とカナダの有力ファンドを新たなホワイトナイトとして引き込むのではないかとの見方も出ている。東芝を翻弄してきたアクティビスト・ファンドも反撃を準備している。