<柔道>「東京五輪の金メダルが夢」 在日3世の金知秀
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.16 14:50
「2冠王になれず残念だが、むしろよかったと思う。油断せず、もっと頑張ることができる」。
生涯初めてメジャー柔道大会のメダルを首にかけた金知秀(キム・ジス、21)の声は数日が過ぎてもまだ興奮していた。金知秀は10日にキルギスで終わった2021アジア選手権でメダル2個を獲得した。男女混合団体戦(10日)の金メダル、女子57キロ級(6日)の銀メダルだ。世界ランキングは19位まで上がった。現在の順位ならば東京五輪に出場できる。金知秀は「残りの期間、最善を尽くして五輪出場権を守りたい。日本で開催される五輪は特別な意味があるので逃すことはできない」と語った。
金知秀は兵庫県姫路市で生まれた在日韓国人3世。柔道は小学1年の時に始めた。柔道選手だった父キム・ドクジェさん(70)が家の前の倉庫を柔道場で改造しながらだ。キムさんは金知秀に「自分の身は自分で守れなければいけない。必死に頑張ってみろ」と教えた。