日本原発水に消費者の不安…韓国の大型マート「日本水産物の取扱いない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.15 15:20
日本政府が福島第1原発事故後に生じた汚染水を海に放流することを決定し、水産物の安全性に対する消費者の懸念が高まっている。大型マートは15日、「日本産の水産物は全く扱っていない」としつつも、「政府レベルの対応が必要」と述べた。
15日、業界によると、大型マート3社(ロッテマート・Eマート・ホームプラス)は、2011年3月の福島原発事故後に日本産水産物を扱っていない。放射能検査も頻繁に行われている。ロッテマートは京畿道烏山(キョンギド・オサン)と慶尚南道金海(キョンサンナムド・キメ)の物流センターで全水産物を対象に、Eマートはソウル九老(クロ)に位置する商品安全センターで毎週20~30品目を無作為に選定し、放射能検査を行っている。ホームプラスは、ノルウェー・米国産水産物の輸入と持続可能な水産物流通に関する国際標準(MSC・ASCサプライチェーン認証)を取得した水産物の販売を拡大している。
韓国食品医薬品安全処によると、現在、韓国政府は福島一帯の8県の水産物と14県の農産物27品目を輸入禁止した状態だ。その他のすべての日本産の食品は、輸入ごとに放射能検査を実施し、微量でも放射能が検出されれば追加核種証明書を要求している。1月からは放射能機器を拡充し、放射能検査時間を1800秒から1万秒に増やして検査結果の精度を高めた。