韓経:韓国政府「ワクチンの空手形」…1.5億回分を保障したが、手に入ったのは2000万回分(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.15 08:24
〇政府計画の13.6%だけを確保
政府は少し前まで「年内ワクチン1億5200万ドーズ(7900万人分)確保」に自信を持って公開していた。SKバイオサイエンスが慶北安東(キョンブク・アンドン)で生産する米国ノババックス製ワクチン4000万ドーズをはじめ▼米国モデルナ製4000万ドーズ▼ファイザー製2600万ドーズ▼アストラゼネカ製2000万ドーズ▼ヤンセン製600万ドーズ▼コバックスファシリティ2000万ドーズ--など細部計画も発表した。だが、14日を基準に実際の導入が確定したワクチンは上半期2080万ドーズが全部。全体物量の13.6%水準だ。下半期の導入物量は依然として霧の中だ。
ワクチン需給に支障が生じた最も大きな理由は、副作用論議と「わが国民から接種しよう」という強大国の自国優先主義だ。一つ目は、副作用論議。政府はアストラとヤンセンがそれぞれ開発したウイルスベクター方式のワクチンに対して安全だとして大量の購入契約を結んだが、予期せぬ血栓問題が発生した。ウイルスベクターワクチンは新型肺炎の抗原遺伝子をアデノウイルスに注入して免疫反応を誘導する方式だ。だが、ワクチン接種後、血小板が減少して血栓(血が固まった塊り)が発生する副作用が発見され、米国・欧州などで接種が中止された。