韓経:「原子力は危険という根拠ない」というEU…韓国だけ脱原発固守
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.08 09:55
欧州連合(EU)の気候変動協約関連実行案のひとつである「タクソノミー」に原子力発電が含まれる可能性が大きくなった。明確な代案なく脱原発政策を固守している韓国政府の中長期エネルギー政策基調と完全に相反した動きという評価が出ている。
産業通商資源部が7日に明らかにしたところによると、EUの政策を支援する合同調査センター(JRC)は先月に出した報告書で、原子力が水素、風力、太陽光、天然ガスなどすでにタクソノミーに含まれたエネルギー源と比較して人類の健康と環境に危険だという科学的根拠はないという結論を出した。ただ報告書は「事故が起きない確率は100%ではない」とした。だがその確率は極めて低いと診断した。
特に最新技術を使った第3世代原発はすべての発電技術のうち致死率が最も低いという点で安全性が確認されたと記述した。欧州委員会はJRCが提示した報告書を検討し、上半期中にタクソノミーを確定する計画だ。タクソノミーはEU金融圏がESG(環境・社会・ガバナンス)分野に投資する時に従わなければならない投資基準となる。