IMF「韓国の国家債務比率48.7→69.7%」急増警告
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.08 09:30
5年後には韓国の国内総生産(GDP)に対する国家債務比率が70%に肉迫するという国際通貨基金(IMF)の見通しが公表された。
7日(現地時間)にIMFが公開した財政点検(Fiscal Monitor)の報告書によると、昨年基準の韓国のGDP比一般政府負債(国家債務)比率は48.7%となっている。IMF先進35カ国で24位だ。しかし2026年にはこの比率が69.7%まで高まり順位は19位に上昇する見通しだ。それだけ財政健全性が悪化するという意味だ。
もっと大きな問題は国の借金が増える速度だ。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態以前の2019年末に対する2026年の負債比率(GDP比)の増加幅は27.5%ポイントに達するものと予測される。エストニア(32.4%ポイント)、英国(27.8%ポイント)に次いで3位だ。IMFもこの部分を指摘している。IMFは「中期的に韓国は社会セーフティネットの拡充、雇用創出支援、構造革新などの要因で公共負債が上昇の軌道に乗る」としながら「2026年まで公共負債比率が段階的に下落すると予想されるユーロ地域(ユーロ貨幣を使用する19カ国)と対照的」と診断した。