EMA「アストラ製ワクチンと血栓に関連性」と結論…韓国での接種計画に影響
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.08 08:28
疾病管理庁は7日、特殊教育・保育教師、保健教師と保育施設の看護スタッフを対象に8日から始めることにしていたアストラゼネカの新型コロナウイルスワクチン接種を一時延期すると明らかにした。現在進行中である60歳未満の対象者に対するアストラゼネカのワクチン接種もひとまず保留すると付け加えた。疾病管理庁新型コロナウイルス予防接種対応推進団はこの日ワクチン分野の専門家諮問会議を開いてこのように決めた。
当局はこの日、アストラゼネカのワクチンと血栓発生の相関関係に対する欧州医薬品庁(EMA)の判断を見守った後に接種を続けるかを決めるとしたが、EMAは「アストラゼネカのワクチンと血栓疾患の関連の可能性を確認した」と発表した。
この日韓国でもアストラゼネカのワクチン接種後に血栓症の診断を受けた事例が1件追加で確認され合計3件になった。ここにEMAの発表が出され当局の悩みが深まった。EMAの医薬品リスク評価委員会(PRAC)は6日から英国と欧州連合(EU)加盟国の2500万人に接種した結果、先月22日までに報告された脳静脈洞血栓症(CVST)62件と深部静脈血栓症24件を深層調査した。EMAはその結果、「血小板減少を伴う特異血栓をアストラゼネカの新型コロナワクチンで極めてまれに発生する副作用事例として登録すべきという結論を下した」と発表した。