日本メディア「中国、韓米日連係にくさび打とうと韓国にラブコール」…韓中会談に関心
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.05 08:18
日本メディアは4日、韓国外交部の鄭義溶(チョン・ウィヨン)長官と中国の王毅国務委員兼外相外が前日に福建省厦門で行った会談を大きく伝えながら多様な分析を出した。韓国の動きを対立する米中の間での「バランス外交」と評価する声とともに、韓中の接近により韓米日3カ国の対中認識に距離感が生じていると報道した。
読売新聞や産経新聞など保守指向新聞は米国と覇権を争う中国が韓米日連係にくさびを打ち込む手段として韓国にラブコールを送っていると分析した。読売新聞は「韓国は、安全保障で米国に依存しながらも、北朝鮮の非核化に向けては中国の影響力に頼らざるを得ないとの判断から、米中のはざまで苦悩を深めている」と伝えた。
産経新聞は、「中国の習近平政権には、韓国を自国サイドに引き付け、バイデン米政権が同盟国と構築を進める対中包囲網を切り崩す狙いもありそうだ」との見方を示した。同時に韓国政府が2日に米国で開かれた韓米日協議に青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の徐薫(ソ・フン)国家安保室長を出席させたことは米中間でバランスをとる意図があるとし、対中で連携を強化する日米との温度差が改めて浮き彫りになったと伝えた。