韓経:限韓令解除拒否、ワクチン協力は含む…都合の良い内容だけ選んで発表した中国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.04.05 07:41
外交部の鄭義溶(チョン・ウィヨン)長官が韓中外相会談で中国に韓流禁止令の「限韓令」の解除を要求したが中国側はこれを事実上拒否した。これに対し中国外交部は韓国が中国の海外同胞へのワクチン接種計画と環太平洋経済連携協定(TPP)加入などを支持したと主張した。中国が韓国側の要求は無視しながら自分たちに都合の良い内容だけを選んで発表したという批判が提起されている。
鄭長官は3日に中国の厦門で開かれた韓中外相会談で、ゲーム、映画、放送など文化コンテンツ分野の協力活性化に向け中国が協力してほしいとしながら限韓令を解除するよう要請した。
これに対し中国の王毅国務委員兼外相は「韓国の関心事をよくわかっている。持続して疎通しよう」と答え事実上拒絶の意思を表明した。王外相はこれに先立ち昨年11月の訪韓時に外交部の康京和(カン・ギョンファ)長官(当時)の解除要求にも「持続的に疎通することを希望する」と答えていた。昨年の立場から一歩も進んでいないものだ。