韓国、米中間で「綱渡り外交」…文在寅-バイデン首脳会談を推進
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.04.03 13:39
北東アジアをめぐる外交戦が熱くなっている。今週末にも米国と中国で外交「ビッグイベント」が同時に開かれる。韓日米安保担当高官会議と韓中外相会談だ。両会談は、米中がグローバル覇権競争をしながら互いに味方を増やすための総力戦に出ている中で開かれるという点で、特に注目される。米中間で韓国がどのようなスタンスを見せるかを予想できる機会であり、今後の北東アジア情勢の判断においても重要なキーポイントになるとみられる。
こうした中、文在寅(ムン・ジェイン)大統領はバイデン米大統領と対面首脳会談を推進する。与党関係者は2日、「6月に開催されるG7(主要7カ国)首脳会議前にバイデン政権での最初の韓米首脳会談を開催する案を両国が議論している」と伝えた。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)も「緊密に協議している」と明らかにした。したがって韓日米安保担当高官会議のために訪米した徐薫(ソ・フン)国家安保室長が帰国すれば韓米首脳会談の輪郭が表れると予想される。一部からは4月の首脳会談説も出ている。バイデン政権の対北朝鮮政策レビューが完了する前に首脳会談を開催することを念頭に置いたものだ。