米中の対立状況で…台湾の目の前の砲撃戦現場で会う韓中外相
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.31 14:47
来月3日、韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)外交部長官が中国福建省廈門市海悦山庄ホテルで中国の王毅外相と会談する。鄭長官の就任後、初めての海外訪問だ。
今回の韓中外相会談で特に目を引くのは会談場所だ。海悦ホテルは廈門市思明区の環島南路海岸道路と接している。東に10キロほど海を渡れば台湾が管轄する小金門島と大金門島がある。晴れた日には海岸から島が見えるほど近い距離だ。会談場所から東に3.2キロ離れた海岸には「一国両制 統一中国」と書かれた大きな看板もある。中国が台湾などに向かって「一つの中国」を強調する時に使うスローガンだ。米中覇権競争が本格化し、台湾海峡の緊張も高まっていることを勘案すると、会談場所の象徴性は少なくないという指摘だ。