<ソウル市長選>中国同胞は民主党に投票?…野党候補の発言から投票権論争に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.31 08:31
26日、ソウル西大門区(ソデムング)新村(シンチョン)の遊説現場では、選挙では珍しい光景があった。韓国国籍を持たない華僑が演壇に立ち、与党・共に民主党の朴映宣(パク・ヨンソン)ソウル市長候補を支持する演説をしたのだ。「1930年に中国山東から祖父が渡って定着した」と紹介したチャン・ヨンスン元華僑協会事務局長は「大韓民国とソウル市に納税の義務を果たしてきた」とし「日々増えている多文化家族、外国人家族も包容して支援することで、すべての市民が良い暮らしをする先進国際都市ソウルになることを強く希望する」と述べた。
韓国で暮らしている華僑は一般的に、1949年に中華人民共和国が建国される前に韓国の領土に渡ってきた中国血統をいう。しかしオンラインでは華僑でなく「朝鮮族」と呼ばれる在韓中国同胞が4.7補欠選挙に投票権を行使することをめぐり攻防があった。オンライン掲示板のコメントの大半は「なぜ外国人が韓国の選挙に参加するのか」という批判的な内容だった。