韓銀「急速に増える家計負債…各種支援で実際のリスク見えないおそれ」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.25 16:06
急速に増える家計と企業の負債に韓国銀行が懸念の声をあげた。負債の規模が経済生産能力より大きくなり、金融の不均衡が拡大する可能性のためだ。融資を受けた資金が資産市場に流れ込み、価格を引き上げているという指摘も出ている。更に経済が部門と階層間で不均等に回復する「K字型回復」が進む場合、金融の安定が脅かされるおそれがあるという予想もあった。
韓国銀行は25日、金融通貨委員会定期会議を開き、最近の金融状況を点検した。全体的な金融の安定を示す指標「金融安定指数」は、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)感染拡大が本格化した昨年4月に危機段階の23.9まで急上昇した後、昨年10月以降は注意段階のしきい値の8を行き来している。