クッパが好物、スーツに太極旗…韓国系初のF1レーサー、ジャック・エイトケン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.25 15:36
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韓国系では初めてF1に出場したジャック・エイトケン(韓国名ハン・セヨン)。腰に太極旗と「ハン・セヨン」の文字が入ったレーシングスーツを着る。 [写真 インスタグラム キャプチャー]
昨年12月にバーレーンで開催されたフォーミュラワン(F1)サクヒールグランプリ(GP)に太極旗(テグッキ、韓国の国旗)が登場した。韓国人だけでなく韓国系も皆無だったF1に初めて出場したジャック・エイトケン(26、韓国名ハン・セヨン)のおかげだ。韓国系英国人のエイトケンは腰に太極旗と英国の国旗が入ったレーシングスーツを着て、時速200キロ以上の速度で疾走した。彼のF1デビューの場が太極旗にも最初の舞台となったのだ。
韓国人の母とスコットランド人の父の間に英国で生まれたエイトケンは、レースのたびに自身のアイデンティティを積極的に表した。太極旗や韓国名「ハン・セヨン」の文字が入ったレーシングスーツとヘルメットを着用している。エイトケンは最近2回にわたる中央日報とコリア中央デイリーのインタビューで、「幼い頃は年に1、2回ほど必ず韓国に行っていたし、韓国語も勉強した」と話した。
エイトケンがレーサーの道に入ったきっかけは7歳の誕生日だった。モータースポーツの歴史が長いスコットランド出身の父は誕生日のプレゼントにカートレースを教えた。カートは年齢の障壁が低く、自動車を運転できない少年にはレーシング入門コースと見なされている。エイトケンが興味を示すと、父はテストで良い成績を出せばまた連れて行くと約束した。5、6歳当時からF1レースを楽しむほど自動車が好きだった少年が勉強に没頭した理由だった。