韓国政府、北朝鮮ミサイル発射知りながらも外信報道出るまで沈黙
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.25 07:35
韓国政府が今月21日に発生した北朝鮮の武力示威を把握しながらも外国メディアの報道が出るまで沈黙した背景に関心が集まっている。その間、軍当局は北朝鮮の主要ミサイル挑発動向を直ちに公開してきたためだ。北朝鮮が昨年4月14日、江原道文川(カンウォンド・ムンチョン)から東海(トンへ、日本名・日本海)上に短距離巡航ミサイル数発を発射した時もこれを当日明らかにした。24日、合同参謀本部関係者は「韓米が入手した情報を分析する過程にある」とし「北朝鮮に関連した情報をすべて公開はしない」と説明した。
だが、軍内外では事実上任期最後の年を迎えて南北関係改善を望む青瓦台(チョンワデ、大統領府)の意中が反映されたのではないかという観測が優勢だ。匿名を求めた政府関係者は「通常、合同参謀本部は、ミサイル発射のような敏感な北朝鮮軍事動向は直ちに青瓦台国家安保室と国防部長官に同時に報告する」とし「対外発表は安保室の指針に従って作成すると承知している」と話す。