金与正「寝そびれる仕事作るな」…ミサイル発射予告だった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.24 17:32
北朝鮮がミサイル試験発射をした事実が遅れて明らかになった中で金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長の最近の対南誹謗談話が今回の事態を予告していたとの分析が出ている。金副部長は米国のブリンケン国務長官、オースティン国防長官が外相・国防相2プラス2会議のため訪韓する2日前の15日に談話文を出し、「今後4年間、足を伸ばして寝たいのが望みなら、始めからみっともなく寝そびれる仕事を作らない方がよかろう」と警告した。奇しくも北朝鮮はこの談話を出してから最初日曜日となる21日午前6時50分ごろに短距離巡航ミサイル2発を黄海に向け発射した。
北朝鮮首脳部は過去に正反対の脈絡で同様の話をした。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は2018年4月27日の板門店(パンムンジョム)での南北首脳会談当時、「文大統領がわれわれのため国家安全保障会議(NSC)に参加するのに明け方に寝そびれることが多かった。これからは文大統領が明け方に寝そびれることのないよう私が確認する」と話した。通常北朝鮮が深夜から早朝にかけて実施するミサイル試験発射をこれ以上はしないという趣旨だった。韓国政府消息筋は「『明け方の眠り』の意味をだれよりもよく知っている金与正氏の名義で北朝鮮がメッセージを出したことに注目すべき。北朝鮮はあらかじめ準備した通りに行動したとみられる」と指摘した。
◇「青瓦台安保室指針は別に発表」