ビルボードでは成功したが…BTSはなぜグラミー賞を逃したか
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2021.03.21 10:55
1970年生まれの父は幼少時に在韓米軍放送(AFKN)ラジオでDJのケイシー・ケイサム(1932~2014)が進行する『アメリカンTOP40』を聞いた。土曜日の午後の4時間、ビルボードシングルチャートの「新曲」40曲をすべて聞く機会はこの時だけだった。彼は「80年代に韓国のラジオでは数曲のポップソングを順番に回して流し、同じ曲を1日に2~3回聞く時もあった」と話した。
2000年生まれの娘もビルボードを求める。ビルボードに関心を持つことになったのはBTS(防弾少年団)のためだ。BTSの『Dynamite』がビルボードホット100(シングル)1位に上がってだ。娘の友だちも毎週水曜夜になるとアップデートされるビルボードホット100を注視する。ところが娘は父親の時とは違い、ユーチューブでビルボードのヒット曲を聞く。娘は「私が聞きたい曲を選んでその時ごとに探す」と話した。