米国本土防衛トップ「北朝鮮ICBM能力、大変な成功収めた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.03.17 16:05
米国本土の防衛を担う米国北方軍(USNORTHCOM)のトップが北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)の脅威を憂慮し、「大変な成功(alarming success)を収めた」との見方を示した。グレン・ヴァンヘルク米国北方軍司令官は16日(現地時間)、米上院軍事委員会聴聞会に提出した書面回答で「金正恩(キム・ジョンウン)政権は、核で武装したICBMで米国本土を脅かすことができる能力を実証する実験で、大変な成功を収めた」とし、「金正恩政権は、これらの兵器が米国の軍事行動を抑制し、政権の生存を保障するために必要だと信じている」と述べた。
ヴァンヘルク司令官は、北朝鮮が昨年10月に労働党創建75周年記念閲兵式で公開したICBMなどを具体的な脅威と指摘した。司令官は、「北朝鮮は2017年に熱核装置(thermonuclear device)の試験に成功し、戦略兵器の破壊力を大幅に拡大させ、米国全域に到達可能なICBM3基の試験に成功した」とし「昨年10月にはこれよりもはるかに大きく、推測では更に能力が高いシステムを公開し、米国に対する脅威をさらに増大させた」との見方を示した。